脳内完結してるから自分的には話しすんでるところがサボりの原因、、、、、
とりあえずこの後二回ぐらいでアクサス辺は終わって舞台変わる予定ですかねw
仮想敵国!(ぇ
てか 話し追ってる内になんかでかくなりすぎて
書いても書いても終わらないことになりそうで怖いんですが!!ww
「ナん・・」
何だと言いかけた男の言葉が途中で途切れた。
身体から力が抜け魂を抜かれるかのように闇天使の瞳を凝視している。
瞳から瞳へ。
魔力を送り込み相手の中身を覗き込んだ闇天使は心の中でさて、と呟いた。
───できるだけ自然に三人の記憶を揃えなくちゃな・・・
後をつけて此処まで来て逃げられる。
相手の中の小さな闇天使に好きにされてる悔しさを逃げられた悔しさに置き換える。
ストーカーと罵られた戸惑いはそのままに。
青緑の石は逃げる闇天使の胸元のただのガラスのペンダントに。
男との記憶を共有して闇天使は意識を切り離した。
男のまぶたがゆっくりと閉じていった。
相手の首筋に触れ脈が乱れてないのを確認すると、闇天使は片手を軽く上げて連れの二人に合図した。
「そっちの男一人起こしておれの前に」
文天祥が起こした男を千歳が闇天使の前へ運ぶ。
「ラヴィ嬢、大丈夫でございますか?」
千歳のほうに片手をあげて返事の代わりとすると、ラヴェンディラは再び相手の目を覗き込んだ。
同じ時間の記憶を探し出し、先ほど作り上げた記憶を重ねあわす。
───・・・こいつも砂の焼ける匂いがする・・
そして三人目の男に同じにおいを感じながら記憶を処理すると闇天使は座り込んだ。
「ディラ」
「あとはおれたちが離れた後で、何か音を立ててこいつらを起こせば終了」
どうやら立ち上がることもできない様子の闇天使を青年は抱え上げた。
「音はどうしましょう?」
闇天使を腕に抱えた千歳が文天祥をうかがうように見やる。
闇エルフが道に転がっている小石を拾い上げた。
二人は頷くとその細い路地を抜ける。
ひらけた先に高台に聳え立つ古い教会が三人を見下ろしていた。
文天祥は振り返ると通り抜けた路地に向かって小石を投げつける。
鳴らない教会の鐘の代わりのように路地裏で石の跳ねる高い音が数度響いた。
青年の腕の中で闇天使はうっすらと目を開け路地の様子を窺う。
闇エルフの長い耳が小さく動いた。
「うん。上手くいったみたいだ。」
その気配は闇天使も感じ取れていた。
小さくうなずく様子に青年が腕の中の闇天使を抱き込むようにする。
「ラヴィ嬢ご苦労様でございますよぅ」
ちょっと苦しいのか青年の腕の中で苦笑を浮かべて闇天使は文天祥のほうを見た。
「わりぃけど、おれをうちに帰してくれ 報告は任せる」
殺る方が楽と言っただけあって、かなり消耗した様子の闇天使に闇エルフは頷いた。
(魔力はさほど使ってるようには見えないんだが)
そういえば、と文天祥は彼女に魔法の手ほどきをしていたときのことを思い出した。
大きな力を放出することにはいくらでも平気そうだったが
(そういえば「小さな」火をつけるということが出来なかったんだっけ・・)
大河をせき止めて小さな一筋の水を流すようなそういうことなのかと闇エルフは理解して闇天使の頭を軽くなでた。
「千歳ごめんな、教会そこなんだけど、おれ案内するパワーないわ・・」
闇天使は柄にも無い弱音をはいて、千歳の腕の中で小さくなった。
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