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2011/06/22 (Wed)
脳内の話を何かで吸い取って人に見せられれば楽なんだけどなあ

てか眠いので途中で。。
また書き足します(ぉぃ


「てん ここおれんちじゃない・・」

闇エルフの館へと連れてこられた闇天使は夏山青年の腕の中でうめく様に呟いた。

「ディラのうちは今誰もいないだろ?」

こんな状態の闇天使を一人にするわけにはいかないと、文天祥は自分の屋敷へと連れてきたのだった。
その気配を察したか、丁度館から出てきた黒髪の美女が驚いたような声を上げた。

「ウェン様、おかえりなさいまし・・・ってどうなさったんですの?!」

視線は青年の腕の中の闇天使に注がれている。

「疲れてるだけだ・・静かなところで寝かせてくれ」

白い竜の化身であるリーヴィ・リーラに主より先に闇天使は頼み込んだ。
すいっと主である文天祥のほうに視線をむけたリーヴィ・リーラに闇エルフは頷いてみせる。

「すぐにお部屋のご用意をいたしますわね」

踵を取って返した美女の姿の隆に続くように闇エルフは青年をうちの中へと手招いた。
闇天使を抱えた二人が客間に着いたときには寝具の用意はすでに済まされていた。

「千歳、さんきゅ」

ベッドへ寝かされながら闇天使は自分を担いできた男に小さな笑みを見せた。

「どういたしまして。ラヴィ嬢、ゆっくりおやすみなってくださいね」

枕に頭を静めすでに目を閉じている闇天使に青年は布団をかけ小さく声をかけ、その頭をなでた。

「千歳さん、おれはこれから王宮へ行きますが、千歳さんはどうされます?」

部屋から出、扉をそっと閉めると文天祥は傍らの青年をみやった。
青年は口元に片手を当ててしばし考え込む。

「千歳もご一緒させていただいてよろしゅうございますか?」
「外で千歳さんが見聞きされたことを話してもらうことになりますが、いいですか?」
「はい、それはもちろんでございます」

二人が今来た廊下を歩き出すと部屋の扉が開いて小さな龍と人の子供ぐらいの大きさの龍が顔を覗かせた。

「ウェン、また出かけるのか?」

蒼黒い大き目の龍が闇エルフを見上げた。
小さい龍はすでに闇エルフの懐に突進している。

「すまん、また王宮に行かなきゃ行けなくなった」

首をかしげるウールカーに闇エルフは自分が来た部屋のほうを顎で指し示す。

「ディラが寝てる。様子を見ててくれ」

ディラという言葉に闇エルフの胸元に張り付いていた小さい龍が勢いよく飛び上がった。
指し示された部屋へと向かおうとした仔竜を客人用の着替えなどを抱えて戻ってきたリーヴィ・リーラに闇エルフは押し込むように渡す。

「暫くは誰も近づいちゃだめだ。じゃないとディラが寝られないからね」

仔竜を抱えた白龍と蒼黒い龍は闇エルフの言葉に重々しく頷いた。
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